徒然草
 

■第十三段

ひとり、ともしびのもとにふみをひろげて、見ぬ世の人を友とするぞ、こよなう慰むわざなる。

文は、文選もんぜんのあはれなるまき巻、白氏文集はくしのもんじふ老子らうしのことば、南華なんくわへん。この国の博士はかせどもの書ける物も、いにしへのは、あはれなること多かり。












松田史生氏が作成したテキストファイルを、岡島昭浩氏が手を加え、さらに江口聡氏がHTML化したファイルを以下のように変更しました。

変更箇所
  ルビ付きHTMLファイルに変換
  ルビをカタカナからひらがなに変更
  行間処理(行間180%)
  段落処理(形式段落ごとに<P>タグ追加、段落冒頭の一字下げを一行下げに変更)
変更作業:里実福太朗
変更終了:平成13年10月